課金筐体 開発 Q&A

コインメックとビルバリ

 

コインメック

コインメックとは、自動販売機や両替機などの内部に搭載されている「つり銭機能内蔵(硬貨循環式)セレクター」です。コインメック(C/M)・コインチェンジャー・コインメカニズム等と呼ばれています。

硬貨選別部(10円,50円,100円,500円硬貨)には電子式硬貨選別機を搭載しており、センサと電子回路により正貨の判定を素早く行います。

現在のコインメック形状は、USコインコ社から輸入していたコインメカニズムの形状が基になっていると言われています。自販機も元々は米国より輸入していたもので、コインメック取付け寸法も当時の米国仕様が基になっています。その為、各社のコインメックやビルバリの寸法は現在でもほぼ同じです。

ビルバリ

ビルバリ(B/V)はビルバリデータとも呼ばれているもので、紙幣識別機ユニットです。 当初の自動販売機では、主に飲料やたばこという単価の安いモノのみを販売していたので、千円紙幣1枚だけが使えるものが主流でした。その後、高額紙幣が使えるものや 投入枚数制限がない機種も登場しました。

下記の製品は、リサイクルビルバリ(還流紙幣識別装置)NBX-M431を使用した場合です。


コインメック・ビルバリ通信仕様

コインメック、ビルバリとも通信仕様はシリアル通信方式です。当時の三洋電機株式会社が日本コカ・コーラ株式会社に対し提案していた通信方式が基となり、当時の自動販売機メーカー、端末メーカー、日本コカ・コーラ株式会社が規格を検討、立案し、VCCS(24Vシリアル通信)方式になったと言われています。

現在では、金融機器製造事業者も含む現金取扱機器の総合的な業界団体として設立された 日本自動販売機工業会 (Japan Vending Machine Manufacturers Association、略称JVMA)で 管理・運営されています。この経緯から通信方式も VCCS 方式から JVMA 方式と表記するようになりました。

代表的なものに RS-232C という通信方式がありましたが、+12V、-12V が必要であったため RS-232C はとても高価な回路になってしまうことから DC24V の電源とトランジスタで構成されたシルアル通信回路を採用しています。電源には DC24V(駆動回路用電源)と DC8V(ロジック回路用電源)の2電源が必要で、当時は主にトランスを使っていた時代でしたので電源電圧が安定しない場合が多く、ロジック回路用の電源を DC8Vで供給しコインメックとビルバリの内部で降圧し DC5V を供給していました。24Vシリアル通信方式は当時の自動販売機にとっては使いやすい仕様でした。信号ラインには、データ入力線(1本)、データ出力線(1本)、同期信号線(1本)で、伝送方式;直列伝送、伝送速度:4,800bps、信号電圧:DC24V、同期方式:調歩同期になります。

24Vシリアル通信方式からUSB方式へ変換するCBEZシリーズ

最近では自動販売機だけでなくキオスク端末や自動券売機、フォトプリント機、自転車パーキングなど組込み機器向け PICMG/Compact PCI/Mini-ITX などのハードウエアに、Windows等のプラットフォームのアプリケーションを組み合わせることが多くなりました。インターフェースも USB /IEEE1394/Gigabit LAN などの高速インターフェースによる接続が一般的になったことで、従来の24Vシリアル通信方式の機器の利用は困難になりました。

弊社のロングセラーであるCBEZシリーズは、簡単にUSB方式に変換できることから、多くの開発者の方々にお求め頂いております。 CBEZにより24Vシリアル方式からUSB方式に変換することで、USBの特徴の一つである「プラグ&プレイ」や「ホットプラグ」など、USBコネクタ を接続すれば自動認識し、ケーブルの取外しや周辺機器の電源オフなどの動作で安全に終了する等の機能が利用できます。

一昔前のシリアルポートでは、電源をON/OFFするとPC側のコネクタが電気的に故障するというリスクも含んでいました。その頃の環境と比べると、USBの簡易性と安全性は大きなメリットといえます。

簡易制御ライブラリ

課金装置の開発につきものなのが、非常に複雑なコインメック、ビルバリのコマンド(命令)やルールです。

弊社が提供する簡易制御ライブラリ(Dynamic Link Library)を用いることで、ダイナミックリンクライブラリが JVMA(VCCS)準拠のコマンドを生成・発行します。また一連の制御コマンドを関数化しており、簡易に課金制御が行えます。

現金に関わるプログラム開発にとって複雑なコマンドやルールはとても厄介であり、プログラマをはじめとする開発者を悩ませることがありますが、このライブラリを利用していただくことで、課金処理に対する安全性・信頼性が確保できます。


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オクトは日本コンラックス・富士電機製機器の販売代理店です。

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