開発や製品・製造に関するQ&A
◆ 製品・サービスについて
無人機用の自動サービス機(自動販売機・自動精算機・自動券売機・コインロッカー等)向けの電子決済端末には国内主要電子マネーや2次元コード決済等に対応した製品があり、ベンデイング用電子決済サービスとして幅広く利用されています。代表的な製品では、「ME-10」や「IM10」、「VM-30」等があり、無人機用の自動サービス機の需要は高まっています。最近では二次元コード決済、NFC決済、スクリーン表示機能を搭載した機種「PPS7700」等のオールインワン組み込み型キャッシュレス決済端末も注目されています。
これらの製品の通信には、JVMA通信方式が採用されています。
一方、JVMA通信は、USBやRS-232C,RS422等とは通信プロトコルが違う為、上位側のPC等では直接制御が出来ません。CBEZ-Standard-Dは、JVMA通信をRS-232CやUSBに変換します。
※ CBEZ-Standard-DとCBEZ-Standardとでは、制御方法が違いますので注意が必要です。
A. POSレジ(OPOS方式)やベンディング用端末(JVMA方式)があります。
POSレジは、端末毎に独自のPOSシステムが内蔵された時代から、WindowsのOSにPOSシステムの規格を統一させたい考えから、マイクロソフト主導で開発された周辺機器との接続仕様が「OPOS(オープンPOS)」になり、Windows OSをベースにすることによって、周辺機器との互換性が飛躍的に向上しています。釣銭機もOPOSが使われています。
自動販売機や自動券売機、精算機に使われている電子マネー決済端末をベンディング用端末になり、日本自動販売システム機械工業会(Japan Vending System Manufacturers Association、略称JVMA)方式の通信プロトコルがあります。自動販売機等に使われているコインメックやビルバリもJVMA方式です。
CBEZ-STANDARD-Dは、JVMA⇔RS-232C変換用の基板ですが、最初に日本自動販売システム機械工業会から「モバエルベンディンシステム(商品先選択方式)自販機内バスライン仕様書」を購入していただく必要があります。
「ME-10」や「JMMS」等は、JAMA(日本自動販売協会)推奨電子マネーシステムに採用された決済端末です。
A. CBEZ-Standard-Dは、JVMA⇔RS-232C変換用の基板ですが、最初に日本自動販売システム機械工業会から「モバイルベンディングシステム(商品先選択方式)自販機内バスライン仕様書」を購入していただく必要があります。が、初めてですとJVMA通信を理解する事は難しいと思いますしブランドによっては、検定もございます。生産性を併せ持つ言語に対して、1交信の処理フロー(特許出願中)を使う事で、より簡易的なプログラミングが可能になります。JVMAの通信の交信方式は、信号電圧DC24Vシリアル通信の直列伝送(半二重)で、伝送速度は4800BPS、送信、受信信号の他にコマンド同期信号があります。電源はDC24V以外にDCV8Vが必要です。40年以上前の通信プロトコルですので、難しいと思われますが、同じJVMA方式のコインメックとビルバリ用のサンプルソフト等もご用意していますし、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
また、JVMA⇔USB変換用 CBEZ-Standard-DのUSBタイプもご用意しています。USBには、FTDI社のVCP(Virtual Com Port : 仮想COMポート)を利用しています。お求めの際に選択していただきます。
詳しくは、CBEZ-Standard-Dのページをご確認ください。
A. シングルベンド・マルチベンドのベンドとは、正しくは英語の「Vendor」または、「Vender」に由来する語で、「販売」という意味です。ある時期からベンドと使われていますがベンダーが語源です。意味は、1回だけの販売で終わるのがシングルベンド、連続販売ができるものをマルチベンドとしています。飲料の自動販売機の場合、千円札を入れ、1商品を選ぶとお釣りが出るタイプがシングルベンド、千円札を入れ、2商品以上、連続的に購入できるタイプがマルチベンドになります。
シングルコラム・マルチコラムとは、シングルコラムは、商品が先。マルチコラムは、現金が先になります。商品が先とは、商品を選択してから現金を入れますが、現金が先とは、現金を入れて商品を選ぶことができます。しかし、現金を入れて商品を選ぶには、複雑な制御が必要になり、販売やつり銭管理が複雑になります。
A. Android端末やAndroidタブレットを利用した課金装置のご提案が可能です。
CBEZ-Standard-USBを経由し、簡易コマンドにてコインメック・ビルバリとAndroid端末やAndroidタブレットをご利用できます。ただし、Android端末やAndroidタブレットに USB Type-A が用意されていることが条件です。一般的にAndroid端末やAndroidタブレットには、USB Micro-B が使われていますし、最近では USB Type-C に変わっています。が、この場合の利用は出来場合が殆どです。Androidタブレットの場合、USB Micro-B や USB Type-C は電源供給用として使われているので、USB-OTG(USB On-The-Go)や AAC(Android Architecture Components)の変換アダプターを使用しても、「通信はできたが充電が出来ない」等の問題もあります(重要)。USB Type-C で採用されている最新の給電規格 PD(Power Delivery)がありますが、本来の目的が「急速充電」や「さまざまな機器に給電できる」「双方向に電力の供給が可能」等が目的ですので、「通信はできたが充電が出来ない」等の問題は避けられません。例え充電の問題を解決しても、USB-OTG と AAC の制御方法は異なります。購入されたお客様で、USB-OTG と AAC のサンプルをご希望されるされる場合はお問い合わせください。
またこれから Android の開発を始める方へ、弊社のライブラリと CBEZ-Pro-4.03C の組み合わせで課金制御の方法をご紹介しています。弊社のライブラリで使用する Android アプリに対して以下のパーミッションを付与する必要があります。
パーミッションについて
インテントフィルタ設定
ログファイルについて
A. 知りたい内容やご不明点等を記載の上、下記フォームよりご連絡ください。
直接お会いしての打ち合わせ希望の場合は、希望日等も合わせてご記載ください。
また、遠方のお客様とはオンライン会議でのお打ち合わせも可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
A. 条件をお伺いして適切な基板をご案内いたしますので、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。
◆ ご購入について
A. お見積りを作成いたしますので、商品名(型番)と数量を記載の上、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。
コインメックやビルバリ等に関しましては、お客様の注文内容に加えお客様情報をメーカー様にご提示後、メーカー様からのお見積もりをお伝えしご注文をいただく方法になります。
また、弊社商品を取り扱ったオンラインショップがございますので、そちらも参考にしてください。
A. 各商品ページにカタログがございますので、そちらをダウンロードください。
A. ご利用になりたい上位制御・金種からどの基板を選べばよいのか、こちらの一覧表を参考にしてください。
もっと詳しく知りたい方は使用条件等をお伺いしてご提案いたしますので、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。
A. 富士電機製飲料自販機に使われている投入口や返却口の購入をご希望されるお客様には、特例として富士電機製のコインメック、ビルバリを購入されてお客様に限り、販売をする場合があります。
基本的には、富士電機製の飲料自販機用保守部品ですので本来であれば一般には販売出来ない決まりですので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
A. 投入口や返却口の樹脂金型がございますので半透明の部品を制作する事は可能です。ただし最低500~の注文になりますが、通常の樹脂と違って金型の磨き等の工程が増えます。