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シングル・マルチコラム、シングル・マルチベンドとは

「コラム」、「ベンド」とは

飲料の自動販売機や自動券売機等のコラム(Column)とは商品の収納されるスペースになります。
飲料の自動販売機や自動券売機等のベンド(Vender)とは「販売」を意味する言葉になります。

「マルチコラム」「マルチベンド」の場合、コインメックの仕様から、基板や上位側の制御も複雑になります。その理由から電子決済端末やPLCの場合は、「シングルコラム」「シングルベンド」が一般的です。

飲料の自動販売機や自動券売機等の「マルチベンド」とは、一度の入金で複数の商品を購入できる機能があり、例えば、千円紙幣や5百円硬貨で、180円と210円の2種類以上の商品を選び、 一度に購入する事もできます。反対に「シングルベンド」とは、商品(価格)が決まってからしか購入できません。
飲料の自動販売機や自動券売機等に使われているコインメックの仕様で、カセット内の10円、50円、100円、500円硬貨が商品購入後につり銭として払い出せるか、または払い出せないかがわからないからです。 コインメックの電源の入り切りやカセットを外したりするとカセット内の10円、50円、100円、500円硬貨の内部カウンターがリセットされ、カセット内の各硬貨が一定の枚数以上でなければ、つり銭としての硬貨が 「ある」か「ない」かしかわかりません。
皆さんは飲料の自動販売機や自動券売機等の金額表示の下に100円、10円のつり銭切れランプを目にしたことがあると思います。
この100円、10円のつり銭切れランプが点灯するとコインメック内の100円と10円が、 つり銭の払い出しができない状態を表示しています。だとしたら「シングルベンド」ではなく「マルチベンド」が使えるのではと思いますが、実は大きな問題があります。 コインメックの電源の入り切りやカセットを外したりするとカセット内の10円、50円、100円、500円硬貨の内部カウンターがリセットされ、各硬貨がある枚数にならなければ、つり銭ありの状態になりません。
お金が先で商品選択が後であれば「マルチコラム」「マルチベンド」。商品選択が先でお金が後であれば「シングルコラム」「シングルベンド」と考えればわかりやすいかも知れません。
コインメックは電源の入り切りやカセットを外したりしなければ、カセット内の硬貨枚数の「ある」か「ない」に対して、硬貨の入出金のカウンターが働きます。上位側はそのカウンターを参考にしながら、 「マルチコラム」「マルチベンド」が使えます。例えば、飲料の自動販売機は24時間稼働し、カセットの取り外しをせずにつり銭合わせを利用していますので「マルチコラム」「マルチベンド」方式を採用しています。 ただし、「マルチコラム」「シングルベンド」で使う場合もあります。

「マルチコラム」「マルチベンド」:CBEZ-Pro / CBEZ-Column
「シングルコラム」「シングルベンド」:CBEZ-Standard / CBEZ-MiNi

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オクトは日本コンラックス・富士電機製機器の販売代理店です。

当社の課金制御基板(CBEZ-ProCBEZ-ColumnCBEZ-StandardCBEZ-Mini)と同時にコインメック、ビルバリをお求めになられるお客様には、お得なセット価格をご用意しております。