アンドロイド端末との接続
USB-OTG(USB On-The-Go)や AOA(Android Open Accessories)...
CBEZ-Standard-USB(RS-232C) や CBEZ-Pro を経由し、簡易コマンドや AAR「Android ARchive」などのライブラリを利用してコインメック・ビルバリと Android 端末や Android タブレットをご利用できます。基本的には、Android 端末や Android タブレットに USB Type-A が用意されていることが条件ですが、一般的に Android 端末や Android タブレットには、USB Micro-B が使われています。徐々に USB Type-C に変わっていますが、充電と通信を同時にできない場合も多く注意が必要です。
主な理由は、Android タブレットの場合、USB Micro-B や USB Type-C は電源供給用として使われているため、USB-OTG(USB On-The-Go)や AOA(Android Open Accessories)の変換アダプターを利用しても、「通信はできたが充電が出来ない」等の問題もありますし、模造品に近い製品もありますので注意してください。ただし Android 端末に USB Type-A が用意されている場合には、Android 端末が上位側としての開発が可能です。
また USB Type-C に採用されている最新の給電規格 PD(Power Delivery)がありますが、本来の目的が「急速充電」や「さまざまな機器に給電できる」「双方向に電力の供給が可能」等が目的ですので、「通信はできたが充電が出来ない」等の問題は避けられない場合も多く、例え充電の問題が解決したとしても、USB-OTG と AOA の制御方法は異なります。
CBEZ-Standard を AOA で制御した場合のフローチャート
CBEZ-Standard を AOA で制御した場合の参考回路図
AOAは、FTDI社の USB Android ホストIC(注意)を用いており、USB 2.0、フルスピードホストICで、特にUSBデバイスポートを持つ Android プラットフォームから周辺機器のハードウェアへのアクセスを提供することを目的としています。 このデバイスは、Android オープンアクセサリプロトコルを介して USB ポートを UART インターフェースにブリッジします。また、OTGとは、USB機器同士を接続して使うために制定されたUSBインターフェース規格で、USB IF(Implementers Forum、USBの規格制定団体)が追加する仕様として定められました。「USB On-The-Go」、「USB OTG」とも表記されます。
サンプル(※)でご用意したソフトは、OTGモード(https://jp.j5create.com/products/juh660)で、Lenovo の Yoga Smart Tabと CBEZ-Standard-USB を接続して使ったプログラムです。 ※コインメック、ビルバリ、CBEZ-Standardを同時購入された場合のみになります。